日本が世界遺産条約に批准したのは今から20年前の1992年で、意外と最近?のことである。
その翌年の1993年から白鷺城や法隆寺などが登録されはじめて、
2011年の平泉で既に国内16か所となった。
日本は世界有数の観光資源国
国土の狭い日本に16か所、すごい世界遺産密度である。
ここ10年以上、わたしは海外を飛び回って世界じゅうの世界遺産を見てきたが、国内の世界遺産はその中身はもちろん、周辺のインフラなども世界トップレベルであると実感している。
特に、海外に行って思うのは、日本は交通網が発達していてコンパクトで周遊しやすく、治安も衛生状態も良い。
海外の観光客にとっても、日本は魅力的な国に映るに違いない。
観光地としての知名度は、これから
その割に国内の世界遺産に訪れる外国人観光客が少ないのは、まだ日本の情報が世界中の観光客に浸透していないことが理由の一つにあげられる。
わたしが海外の世界遺産めぐりの途中で知り合った人と情報交換すると、最初(京都と東京の地名くらいは知っていても)ほとんどの人は日本のことを知らなかった。
しかし、わたしから日本の情報を聞いたあとは、皆、次は日本の世界遺産に行きたいと言ってくれる。
わたしが日本人だから多少は気を遣ってくれての発言なのかもしれないが、彼らの多くは、興味を持つ以前に、日本の世界遺産はもとより日本に対する予備知識がないのだということがわかった。
私が日本や日本の世界遺産について話をすると、大多数の方々は、日本の世界遺産はもちろん、歴史や文化など、日本についても大いに興味を示してくれた。
2015年には外国人観光ブームが起きるか?
最近は日本の観光名所を紹介するサイトや、日本を旅行した外国人ツーリストのブログ記事をちょくちょく見かけるようになってきた。
インターネットのおかげで、外国人ツーリストに対する日本の認知度が上がってきている。
これからますます日本の世界遺産が(徐々にかもしれないが)世界中から注目され、外国人観光客が増加していくと思っている。
私見ではあるが今の状態からブームになるには過去の経験上、3年位はかかると思っている。よって3年後の2015年には外国人観光客が今よりも急増し、国内経済に大きな転機が訪れるのではないかと予想している。
そうなると今まで静かだった国内の世界遺産も海外で人気の世界遺産並みに混雑しまくるので、今のうちに国内の世界遺産めぐりを強化したい(笑)と考えている今日この頃である。
予想通り、2015年は2千万人近くまで急伸、
日本は空前の外国人観光ブームになりました、、、【訪日外国人数】(単位:万人)
2011年 622
2012年 836
2013年 1036
2014年 1341
2015年 1974
2016年 2404
2017年 2869
2018年 3119
2019年 3188
[数値参考]訪日外客数の動向 日本政府観光局(JNTO)ウェブサイト2020年はオリンピック開催で更に激増!と思っていましたが、
コロナの影響で激減の模様、、、さすがにここまでは予想できなかったです。